「WordPressなら自分たちで更新できる」と聞いても、実際の編集画面や担当する範囲はサイトごとに異なります。制作前に決めたいのは、導入するCMSの名前だけでなく、公開後に誰が何を変更するかです。
この記事では、Chatの自社サイトで文章・写真・実績・ブログの編集を整えた経験から、制作の打ち合わせで確認したい項目をまとめます。初回相談の全体像は、既存のWeb制作を相談する前に整理しておきたいことでも紹介しています。
1. 「更新したい場所」を実際のページで指定する
「文章を全部変えたい」だけでなく、ページのURLや画面を見ながら場所を指定すると、必要な編集欄を考えやすくなります。例えば次のように書き出します。
- 事業紹介の見出し・説明文・写真を差し替える。
- 実績を追加し、課題・担当した支援・結果を掲載する。
- ブログの本文に見出しや画像を加え、関係するサービスを選ぶ。
- お問い合わせの通知先や受付状況を確認する。
写真や文章を変更する作業と、ページ全体の構図・動きを変える作業では、必要な操作が違います。日常の更新と、制作担当へ相談する変更を分けておきましょう。
2. 更新の場面をひとつ通して試す
管理画面の見た目だけで判断せず、担当者が使う情報を例に、一連の操作を確認します。次は文章と写真の差し替えを確認する順序の例です。
- 対象ページを開き、見出しや本文の編集欄を見つける。
- 文章を変更し、写真とその説明を設定する。
- 未保存の変更をプレビューできるか確かめる。
- 保存後に編集画面と公開ページを開き直す。
- パソコンとスマートフォンで改行・写真の切り取り・リンクを確認する。
Chatの自社サイトでは、追加したサービス説明の未保存プレビュー、保存・再表示、リビジョンからの復元を検証しています。別のサイトでも同じ操作ができるとは限らないため、必要な編集範囲と確認方法を制作時にそろえます。
3. 写真は「差し替えられる」以外の条件も決める
横長の枠へ縦長写真を入れると、人物や商品が切れる場合があります。推奨する向き、写真の中心位置、スマホで見える範囲、画像の説明文を確認してください。実績写真なら、公開できる素材かを判断する担当者も必要です。
「どんな写真でも同じ見え方にする」ことを前提にせず、どの枠にどんな素材が合うか、操作例と一緒に残すと更新しやすくなります。
4. 更新履歴とバックアップを使い分ける
WordPressのリビジョンは、保存した投稿・固定ページの変更履歴を比較し、以前の内容へ戻す仕組みです。テーマ独自の編集欄や画像設定まで戻せるかは、実装と検証によります。WordPress公式のリビジョン解説も確認できます。
更新履歴があることと、サイト全体の障害から復元できることは別の確認項目です。文章の修正、写真の変更、テーマ更新、サーバー障害など、場面ごとにどの方法で戻すかを決めておきましょう。
制作前に共有したいメモ
- 更新するページ・項目と、更新する頻度。
- 操作する人、公開前に確認する人、困ったときの連絡先。
- 必要なプレビュー、履歴、バックアップと、復元する対象。
- 更新後に使う端末と、確認する写真・文章・リンク。
まずは「実績を1本追加する」「事業の説明文を直す」など、具体的な作業をひとつ挙げてください。自社Chatサイトの制作・WordPress化では、今回整えた更新機能と運用のつながりを紹介しています。





