動画の相談をするときは、「どんな映像を作るか」に加え、「どこで、誰が、どのように見るか」を共有すると構成を考えやすくなります。完成イメージがなくても、使う場面と手元の素材から整理を始められます。
1. 動画を見た後に、何を分かってほしいか
会社の仕事を知ってほしい、商品の使い方を理解してほしい、サービスの相談につなげたい。まずは、見る人が持っている疑問と、映像で伝えたい答えを一組にしてみます。
「サービス内容が伝わりにくい」という課題なら、特徴をすべて並べる前に、どんな相手のどの疑問へ答えるかを決めます。説明する順番、使う素材、必要な長さを考えるための判断軸になります。
2. 掲載先と、見られる環境を伝える
Webサイト、SNS、展示会、商談など、掲載・使用する場所を挙げます。同じ映像でも、音を出せるか、縦向きか横向きか、途中から見始めるかで必要な見せ方が変わります。
- 掲載先:サイトのどのページ、どのアカウント、どの会場か。
- 視聴環境:スマートフォン、パソコン、会場モニターなど。
- 音と文字:音声で伝える部分と、字幕等で補う部分。
- 使い方:単体で見るか、説明資料や投稿文と一緒に見るか。
配信先ごとの形式や容量などは、制作時点の条件を確認します。複数の場所で使う予定があれば、最初から共有しておくと、共通の素材と作り分ける部分を整理できます。
3. 手元の素材を、使い道と一緒に一覧にする
素材は「ある・ない」だけでなく、何を伝えるために使えそうかを添えると確認しやすくなります。次は素材一覧の記入項目の例です。
- ファイル名と内容:商品、作業、人物、場所など何が写っているか。
- 素材の状態:写真か動画か、縦横の向き、音声の有無。
- 撮影・利用の条件:撮影時期、掲載可能な範囲、条件が分かる資料。
- 伝えたいこと:動作の説明、雰囲気の紹介、比較など。
- 不足している情報:追加撮影、原稿、ロゴ、説明資料など。
既存素材の内容や画質を確認し、活かせる部分と追加で準備する内容を検討します。手元の写真や映像だけで希望する表現ができるかは、素材を見て判断する必要があります。
4. 公開日から、確認の作業を逆にたどる
公開したい日、会場で使う日、社内確認の日を共有してください。撮影や編集だけでなく、原稿・構成、内容確認、修正、納品形式の確認にも作業が必要です。
確認する人が複数いる場合は、意見をまとめる担当を決めます。特に、商品名・説明文・人物や場所の掲載可否など、社内で確認が必要な項目を先に整理すると、制作の途中で条件が変わりにくくなります。
相談用の短いメモ
「誰に」「何を伝える」「どこで使う」「いつ使う」「使える素材」「社内確認の担当」の6項目を書いてみてください。決まっていない項目は空欄のままで構いません。制作の範囲や予算は、このメモと素材をもとに確認します。





